「お持ちのソファーにはお手入れはされていらっしゃいますでしょうか?また、されているとしても、どのようなお手入れをされていますでしょうか?」 意外とソファーに関して言えば、お手入れをされていないケースが多く見受けられます。20万円もする高級ソファーを購入したものの、手入れもなにもしていない。これでは、せっかくのソファーが台無しになってしまう場合さえあるのです。 ここで記載させていただいている「ソファー」は、申し訳ございませんが、あくまで本革ソファーのことをさします(^^;)。人工皮革などのソファーはお手入れといえども、お手入れらしいお手入れができないのが現状ですので、どうかご参考までに。 お客様の中で、100万円以上するソファーを購入された方がいらっしゃいました。そのお客様によると「このソファーは高級だから少なくとも10年以上は持つよ」というお話をお伺いしたにも関わらず、使用後4年程度で革にヒビが入り始め、最後にはボロボロと取れるようになってしまったとのことです。 実際、説明した人間の10年以上持つという言葉が嘘だったのか?といいますと、そうでもないようです。このケースの場合は、ソファーの表面の油分があまりにも少なくなってしまい、乾燥し剥がれてきてしまったケースのようです。 説明員によりますと、ご購入の際には「必ず3ヶ月に一度は、市販の革クリーナーを使用ください」という旨はお伝えしたとのことでしたが、お客様のほうでは一度も手入れを行うことがなく使用し続けてしまったとのことでした。そのため、このようなケースが起きてしまった物と思われます。 実際、すべての高級商品がこのケースのように油分が足りなくなって剥がれ落ちるというわけではありません。逆にほとんどの高級ソファーは問題なくご使用いただくことができるのが現状です。しかし、革自体が日本の気候に合わない場合や、特殊な革を使用している場合などにこのようなケースが起きる場合があり、クリーニングの重要さをあらためて示す形となってしまいました。 もちろん、革が剥がれ落ちない商品であれば手入れをしなくてもいいのか?といえばそうでもありません。本革のソファーは購入した時の状態を100とすると、使用すれば使用するほど100,120,140と見栄えも使い心地も良くなってきます。これはあくまで革の手入れを行った現状での状況ですので、もしクリーニングを定期的に行わなければ80,60と落ちていってしまうかもしれません(使用している革にもよります)。 革の手入れ用品などはホームセンターなどで数千円で購入することができます。メーカーや製造元によれば「出来れば1ヶ月おきに行って欲しい」ということですが、最低でも「数ヶ月に一度」行えば問題はないということです。 高級な商品は、高級な手入れを必要とします。高級庭園やペルシャ絨毯などなど。高いものに比例して手間がかかるというなんともまぁ矛盾があるわけですが、その分、その使い心地といえば本当に素晴らしいものがあります。是非、ご理解を頂ければ幸いです。
家具の雑文集
家具のマメ知識
高級ソファーの手入れ方法
「お持ちのソファーにはお手入れはされていらっしゃいますでしょうか?また、されているとしても、どのようなお手入れをされていますでしょうか?」
意外とソファーに関して言えば、お手入れをされていないケースが多く見受けられます。20万円もする高級ソファーを購入したものの、手入れもなにもしていない。これでは、せっかくのソファーが台無しになってしまう場合さえあるのです。
ここで記載させていただいている「ソファー」は、申し訳ございませんが、あくまで本革ソファーのことをさします(^^;)。人工皮革などのソファーはお手入れといえども、お手入れらしいお手入れができないのが現状ですので、どうかご参考までに。
お客様の中で、100万円以上するソファーを購入された方がいらっしゃいました。そのお客様によると「このソファーは高級だから少なくとも10年以上は持つよ」というお話をお伺いしたにも関わらず、使用後4年程度で革にヒビが入り始め、最後にはボロボロと取れるようになってしまったとのことです。
実際、説明した人間の10年以上持つという言葉が嘘だったのか?といいますと、そうでもないようです。このケースの場合は、ソファーの表面の油分があまりにも少なくなってしまい、乾燥し剥がれてきてしまったケースのようです。
説明員によりますと、ご購入の際には「必ず3ヶ月に一度は、市販の革クリーナーを使用ください」という旨はお伝えしたとのことでしたが、お客様のほうでは一度も手入れを行うことがなく使用し続けてしまったとのことでした。そのため、このようなケースが起きてしまった物と思われます。
実際、すべての高級商品がこのケースのように油分が足りなくなって剥がれ落ちるというわけではありません。逆にほとんどの高級ソファーは問題なくご使用いただくことができるのが現状です。しかし、革自体が日本の気候に合わない場合や、特殊な革を使用している場合などにこのようなケースが起きる場合があり、クリーニングの重要さをあらためて示す形となってしまいました。
もちろん、革が剥がれ落ちない商品であれば手入れをしなくてもいいのか?といえばそうでもありません。本革のソファーは購入した時の状態を100とすると、使用すれば使用するほど100,120,140と見栄えも使い心地も良くなってきます。これはあくまで革の手入れを行った現状での状況ですので、もしクリーニングを定期的に行わなければ80,60と落ちていってしまうかもしれません(使用している革にもよります)。
革の手入れ用品などはホームセンターなどで数千円で購入することができます。メーカーや製造元によれば「出来れば1ヶ月おきに行って欲しい」ということですが、最低でも「数ヶ月に一度」行えば問題はないということです。
高級な商品は、高級な手入れを必要とします。高級庭園やペルシャ絨毯などなど。高いものに比例して手間がかかるというなんともまぁ矛盾があるわけですが、その分、その使い心地といえば本当に素晴らしいものがあります。是非、ご理解を頂ければ幸いです。