羽毛自体が高品質であることはもちろん大切ですが、
羽毛に汚れや動物特有の臭いを残しているため、水による洗浄、除埃を行い清潔な羽毛に仕上げます。
特に洗浄においては業界標準にくらべ約2倍もの社内基準を設けています。
寒い場所に生息している水鳥ほど、その寒さに対応するため良い羽毛が収穫できます。
羽毛の洗浄後の水の透明度をチェックする際、通常は500mm以上のところ、
京都西川では、1000mmの深さの洗浄水を濁りのない状態まで洗浄を繰り返します。
羽毛ふとんの中味に使用される「羽毛」の品質を示す数値で最も信頼出来るものが「ダウンパワー値」です。
このダウンパワー値が高いほど、ダウンの品質がよいものとされています。
ダウンパワー値が高い羽毛ふとんは、空気をたっぷりと含みますのでボリュームがあり、保温力に優れます。
同じ1gであっても空気を含む量が違い、そのボリュームがそれぞれ異なります。
このボリュームの差が羽毛ふとんのふっくら感に大きく影響するのです。
逆にいえば高品質のダウンを使用すれば、同じボリュームの羽毛ふとんでも、より軽く仕上げることができるのです。